■Easy Chair
ねえ 僕はちゃんと
自分の足で 立っているのかな
ここは とても静かで
だけど とても空ろで
誰もいない 何も見えない
だから 君の声を聞かせて
いつだって 僕を導く
君の 優しくて強い声を
こみ上げる衝動
僕は 自分でそれを抑えきれるかどうか
自信がない
閉じ込めても 閉じ込めても
溢れ出してしまう想い
僕のこの手が
唇が 心が 吐息さえもが
君を探してる
果てのない静寂と
終わりのない暗鬱が
僕を苦しめる
だけど 僕は信じてる
君が その手を差し伸べて
いつか 僕を救い出してくれること
そうしたら もう2度と離れないで
どこにも行かないで
ずっと側にいて
僕の孤独や悲しみは
君でなければ 癒されないから
僕は ちゃんと覚えてる
君と交わされた約束を
他の何もかもを禁じられて
立ち上がることも
目を開けることさえできなくても
それを守ることだけに
僕のすべてを懸けよう
朝が来て
夜が更けて
そしてまた 朝が明ける
いつもと同じ 1日が始まる
君に会えない 1日が
これが 君の望んだこと?
水を求めて砂漠を彷徨う人のように
光を求めて戸惑う彼の人のように
温もりを求めて泣く幼い子供ように
僕に 君を求めさせることが?
君へと続く道が
今の僕には見えない
もっと強く 僕の手を握って
僕の進むべき方向を教えて
ふとした瞬間に迷ってしまう
君を見失ってしまう
夜が怖くて蹲る
頼りない僕に
嘆き悲しむことに意味などない
愛しい君が
僕の求める
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